熱毒を取り去りながら
肌の栄養分である陰血を補う
<ポイント>
① 熱感や滲出液の多い湿邪(脂や水が原因)をとりながら、肌の栄養分である陰血を補う。
② 皮膚の乾燥やかゆみに用いる。
③ 50は57に皮膚症状の改善を促す生薬が含まれており、皮膚症状が中心の場合は50を用いる。
④ 熱毒の症状は、入浴などの温まったあとに増悪するアレルギー症状や過食、熱をもった赤い湿疹などを呈する。
<配合生薬>
57
地黄(ジオウ)、 芍薬(シャクヤク)、 川芎(センキュウ)、 当帰(トウキ)、 黄芩(オウゴン)、 黄柏(オウバク)、 黄連(オウレン)、 山梔子(サンシシ)
50
地黄(ジオウ)、 芍薬(シャクヤク)、 川芎(センキュウ)、 当帰(トウキ)、 黄芩(オウゴン)、 黄柏(オウバク)、 黄連(オウレン)、 山梔子(サンシシ)
桔梗(キキョウ)、枳実(キジツ)、荊芥(ケイガイ)、柴胡(サイコ)、薄荷(ハッカ)、白芷(ビャクシ)、防風(ボウフウ)、連翹(レンギョウ)、甘草(カンゾウ)
80
地黄(ジオウ)、 芍薬(シャクヤク)、 川芎(センキュウ)、 当帰(トウキ)、黄芩(オウゴン)、 黄柏(オウバク)、 黄連(オウレン)、 山梔子(サンシシ)、
桔梗(キキョウ)、柴胡(サイコ)、 薄荷(ハッカ)、 連翹(レンギョウ)、栝楼根(カロコン)、 甘草(カンゾウ)、 牛蒡子(ゴボウシ)