伊達 伯欣(ダテ トモヨシ)
1977年ブラジル・サンパウロにて日本人の両親の間に生まれる。3歳までブラジルで過ごし、千葉県の成田市で育つ。18歳の時に日本国籍を選択。小中高と野球と空手、音楽に励む。高校卒業後、新聞奨学生を経て日本医科大学医学部に入学。
大学3年生の時から東洋医学(中医学)を学び始め、卒業後は海老名総合病院にて初期研修および内科研修を行い、その後日本医科大学救命救急科、同東洋医学科に在籍。同大学院にて免疫学を学ぶ。救命救急科、東洋医学科、総合診療科の医師として勤務しながら、救急医療の場において処方の8割以上が漢方薬という東洋医学を中心とした総合診療を行なっていたところ、漢方診療の継続を希望される患者さんが増え、2014年10月3日より「つゆくさ医院」を開院することになる。
また高校生の頃より音楽活動を行なっており、学生時代よりアンビエント・ミュージックと呼ばれる東洋思想に基づいた瞑想的な音楽を制作。これまでに国内外から15枚のフルアルバムを含め、多数のCDやレコードを発売。ヨーロッパ・アメリカなどの演奏ツアーを敢行。音楽の身体作用を東洋医学的な観点から考察を進めている。
ドイツStephan Mathieu, アルゼンチンFederico Durandといった海外の音楽家をはじめ、中村としまる、秋山徹二、Ken Ikedaといった即興・音響系の音楽家との共作も重ねている。2013年には坂本龍一、TaylorDeupreeと山口県YCAMで共演、CD作品「Perpetual」を発売。
執筆活動も行なっており、育児雑誌「クーヨン」、webサイトele-kingなどで連載中、2015年4月には東西の医学と食事・音楽に関する本「からだとこころの環境」を発売。
連載「音と心と体のカルテ」:http://www.ele-king.net/columns/regulars/otokokorokaradakarte/