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漢方薬の量と効果を感じるまでの期間

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効果を感じるまでの期間

 当院では東洋医学の中でも、中医学と呼ばれる現在の中国で行なわれている医療を行なっているので、一般的な和漢(江戸時代から続いている日本独自の医学)に比べると漢方薬の種類や量は少し多くなります(実際の中国での薬より少ないです)。当院では保険診療を行なっているのでツムラなどのエキス剤と呼ばれる1袋2.5g程度の漢方薬を平均して約6袋(起床時3袋、夜3袋)ぐらいを一日で飲んでいただきます。最初は皆さん大変そうだと言いますが、1ヶ月もすれば大抵慣れます。
  漢方薬は効果が出るまで時間がかかる。という印象を持つ方が多いと思います。実際に多くの医師が漢方薬を実際の診療で使い始めるまではそう思っていますが、多くの場合は患者さんが驚くほどあっという間に、早ければその日や一週間程度で出ることも多くあります。もちろん、効果の発現はその症状や漢方薬の種類、あるいは、患者さんの生活改善の度合いによって様々です。例えば、風邪をひいたときの寒気や頭痛はすぐに取れますが、慢性的な冷えには食事の改善が不可欠なので大体2、3ヶ月から半年ぐらいの時間がかかります。また、陰虚(夜間尿やほてり、冷え、便秘)という症状に関しては更年期以前であれば比較的早く取れますが、70歳以上の方には半年以上の時間がかかったりもします。便秘に関しても様々な原因があるので、飲んだその日から解消される便秘もあれば、半年以上かかる便秘もありますが、腸の問題は漢方薬の得意分野でもあり、かつどんな治療にも欠かせない部分なので、ほとんどの便通障害は改善されて行きます。
 そういった治りやすい症状と治りにくい症状の差はありますが、当院に通院されている患者さんは、大体2ヶ月もあれば症状の改善を実感される方がほとんどです。ただし、病の多くは食事と生活に原因があります。ですから、効果が早く現れる方は、多くの場合が自分自身で生活を変えることのできる方です。逆に、薬に頼って生活を変えることのできない方は、どんなに薬を用いても良くはなりません。
 こう言ってしまうと自信を失われる方も多いかもしれません。例えば甘いものを食べなきゃ生きていけない!とか、お酒をやめなさい!とか。でもそれは心配いりません。漢方薬を飲んで症状が改善されることを体験すると、それによって生活上の問題点が明確になるので、自然とそういった食事や生活をしなくなって来るのです。当院では多くのチョコレート好きだった人達が、それほどチョコレートを食べたいと思わなくなって来たと数ヶ月後には言うようになっています。

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