肝気鬱結がある

便秘ぎみの人に用いられる。

とくに発達障がいと言われてしまうような

感覚が鋭敏な子供の

ストレス・落ち着きのなさ・不眠・便秘に用いる。

 

<ポイント>

① 発達障がいと呼ばれてしまうような、感覚が鋭敏で、ストレスがたまりイライラしがちな子どもの不眠や便秘によく用いる。

② わき腹からみぞおちの間が張って苦しい状態(「胸脇苦満(きょうきょうくまん)」)の人にも向いている。

③ 高血圧や肥満をともなう肩こりや頭痛、便秘にも。

④ 便秘を改善する大黄(ダイオウ)を除いた大柴胡湯去大黄という漢方も保険適応である。

⑤ 54番の抑肝散と並び、子どもの多動やイライラを改善する作用がある。

<配合生薬>

柴胡(サイコ)、半夏(ハンゲ)、生姜(ショウキョウ)、黄芩(オウゴン)、芍薬(シャクヤク)、大棗(タイソウ)、枳実(キジツ)、大黄(ダイオウ)