「受診後、1週間以内に症状の増悪があった場合」

瞑眩(めんげん)の可能性も考慮しつつ、継続して様子をみるか、再受診してくだ
さい。

 漢方薬を内服し始めると、一時的に副作用のような症状が出ることがあり、「瞑眩(めんげん)」と呼びます。この症状はその漢方が患者さんにとって良いものである好転反応であることがあります。当院における頻度はおおよそ0.5%(200人に1人)程度です。

 典型例では内服直後から1週間以内にこの好転反応が出て、その後も内服を続けていると体調が改善していきます。

 ただし、1週間以上続く場合は、瞑眩ではなく副作用の可能性もあります。

 副作用を感じた時は、思いあたる漢方薬をご自身の判断で中止していただき、症状の
改善があった場合は、1週間程度してから中止していた漢方薬を再開してみてくださ
い。それでも同じ症状が1週間以上続く場合は当院を再度受診してください。