新型コロナウイルスが今後どうなっていくのか。ということを、とてもよく聞かれるので、僕が考える、いたって当たり障りのない予想をお伝えしておきます。これは、これまでの歴史上のいろいろなことを踏まえての予想ですが、はずれる可能性もあるし、むしろ良い方向にはずれてくれることを祈っています。ですから、ここに書いてあることについては参考程度に読んでください。先行きが見えずに不安になって怯えている方がとても多いので、一番予想される良くも悪くもない月並みな予想をここに書きます。その点をご了承ください。

 まず、コロナウイルスは、一般的な感冒の2割ぐらいの原因となっているウイルスです。ですから、新型ウイルスも普通に考えれば、夏に向けて一度収束していくように見えるでしょう。そして、2020年の冬場に第二波が来るでしょう。その頃にワクチンやら治療薬やらがいろいろ出てきて、今のインフルエンザウイルスに対する治療法のように、効いてるんだか効いてないんだかよくわからない状態が続くと思います(ここは予想をはずす素晴らしい薬が登場することを祈っています)。それで2021年の冬にまた第3波が来て、その頃には、今のインフルエンザと同等程度のものかなぁとなって、2022年の冬ころには、一般的な風邪と認識されるようになる。というのが、おそらく一番月並みな経過だと思います。スペイン風邪(季節性インフルエンザ)もそうでしたが、「禍(わざわい)も三年経てば用に立つ」という諺のようになることが可能性が高いと考えています。

 ただし、一番恐れていることは、この騒動の後の戦争です。監視が進むことで戦争にならないことを願ってやみません。今回のコロナ禍は、見えない脅威という点で3・11の大震災にも似ていますが、日本だけの問題ではなく世界的な問題になっています。3・11の記憶が薄れてしまっている中、今回のコロナ禍から人類が、あるいは個々人が、何を学ぶのかということが、一番大切なことだと思います。

*2021年8月19日追記

 巷の第何波というのは、検査数の問題や統計学的な問題を含んでいるので、大きな波としては冬に拡大するということで、2021年の冬は第3波として考えて良いと思います。ただ、2021年夏の若年者を中心とした感染流行は予想外でした。また、抗体カクテル療法は、この予想外の夏の感染拡大による死亡者数の増加を改善する可能性があります。タミフルのような効くんだか効かないんだかわからないような治療薬ではなく、抗体カクテル療法は、おそらく効きます。素晴らしい治療法の到来であることを期待しています。