咳が出る、熱っぽい。

ひょっとしたらコロナかも。

そう思ったら最初に考えるべきことは

病院へ行く前に

 

まずは、

自分で頑張ってみて

治そう!

 

ということです。

 

 

 

これは新型コロナ感染症に限らず、

すべての病に通ずることですが、

 

病というものは本来

自分で治すべきもの

 

その中でも特に

「風邪」

のとき

 

その中でも特に

「新型コロナにかかったかも」

と思ったとき

 

まずは

「自分で可能な限り治してみよう」

思うこと

です。

 

なぜなら、COVID-19の治療に関しては

一般的な病院にいるほとんどの医師も看護師も

何もわからないし、何もできない。

 

という状況にあるからです。

 

 

 

 検査があるじゃないか!と言うかたがいるかもしれないですが、検査をして陽性と出ても、陰性と出ても、今のところは治療法がないのですから、検査をすることは、治療の上では何の意味もありません。むしろ、コロナ陽性だ!発熱がある!と言って、解熱剤などの対症療法を使うと、悪化する可能性が高いことはしっかりと理解してください。それに何より、救急病院は新型コロナウイルスがもっとも多く存在する場所で、かつ、その病院には他の疾患の重症患者さんもたくさんいらっしゃいます。ですから、コロナウイルス感染症の疑いがある人は、軽症(軽症と重症の判断は別に書きます)のうちでも、なるべく行ってはいけない場所の一つです。PCR検査をされたとしても2日間はかかり、偽陰性の確率が30%、つまり10人中3人は陽性なのに陰性と出てしまいます。さらに軽症でも陽性と出た人は、医療機関に何かしらの治療法を求め、自分が陽性と知る前より具合が悪くなってしまうのが一般的な心理です。それはもっとも意味のない結末です。それよりは、感冒症状がある場合は、自分は陽性だと思って適切な行動をとってください。

 国が定数把握をして隔離するために、検査をするように勧める人がいますが、それ以上に感染拡大と病状の悪化を防ぐことのほうが優先されるべきだと僕は考えます。韓国の例を見て、検査を増やせば収束に向かうように見えるかもしれませんが、それはアジア全体のウイルスの種類(変異株)や、人種、文化、食生活などに起因する可能性も十分にあります。特に現在の欧米の変異株は、アジアにいたSARS-CoV-2よりも感染力が強そうだというのも事実だと考えられます。つまり、アジア型の時はうまく行った検査+隔離という政策がうまく行くとは限りません。特に医療崩壊を少しでも免れるためには、現段階で検査を優先させることが、適切な判断であるかどうかは、とても難しい状況にあると考えます。病院における検査を増やして陽性の患者さんを隔離しても、感染の拡大を減らすことができないぐらい感染力が強くなってしまった可能性が高いのではないかと思います。

 大切なことは風邪をひいたら他の人に移さないように自粛をすることです。これは新型コロナに限らず、どんな風邪でも同じことです。風邪をひいていたら、外へ出るより家でしっかり治したほうが、個人としても社会としても良いのは当たり前のことです。逆に、自宅でできる検査なら意味があるので、マスクよりも簡易検査薬を全世帯に配っていただきたいものです。治療法がない現状では、感染拡大を増やさないためには、人を密集させない、移動させないことが一番です。

 またそのような不要不急な検査は、日本の医療崩壊を促進してしまいます。何もできない医療機関に人が集まってもしょうがないのです。国がやるべきことと個人がやるべきことは違うことをご理解ください。

 西洋医学は、科学的根拠に基づく医学(Evidence Based Medicine)なので、まだ証拠に乏しい段階の医療に関しては、ほぼ無力だと考えてください(新興感染症こそ漢方薬参照)。西洋医学がもっとも苦手とする分野は「風邪(感冒)」です。風邪をしっかりと治せる西洋薬はありません。抗生剤はありますが、それはウイルスには効かず、細菌にしか効きません。風邪の原因の8割がウイルス感染で、細菌感染による風邪は特殊な状況でなければなりません。特に最初の三日間は抗生剤を投与すべきか否かの判断は医師にもつけずらく、不要な抗生剤投与は病状の悪化を招く可能性が高いので推奨されていません。

 

 特別な治療法がない病院へ行っても、疲れて、ウイルスに感染して、具合が悪くなる可能性も高く、自宅にいるよりも重症化する可能性が高まります。もし、咳などの症状が出ていたら、漢方薬を内服するなどして、自宅で療養に全力を尽くすことをお勧めします。問題の本質は、どちらが良いか悪いかではなく、「検査で発見して隔離を頑張る方針」と「検査をせずに各々がギリギリまで自宅で養生する方針」のどちらが感染拡大のリスクが低いか。ということです。未熟ながら僕は、今回の感染力の強さを考えると、検査をしない方が結果的には広がらないのではないか。と感じています。科学的な根拠があるわけではもちろんありません。逆に言えば、自然の脅威に対する人間の科学の力を過信しすぎないように気をつけている立場にあります。ただし、無論のこと、検査をする方や、それに尽力していただいている方々全ての方に敬意を表し、否定するつもりは一切ありません。今こそ、みんなで智恵を出し合って、助けあって行けることを心から願っております。

 

 漢方薬を中心とした治療法の選択などは、その2で書きます。

 

 

 

 

 

物質的な健康だけでなく、

精神的な健康にも心配りをしてください!

「マスクしろ!手洗いしろ!」

と誰かに怒ってしまったことが少しでもあったら

それは心の風邪をひいてるサイン

かもしれないので

気をつけてみてください。

 

そのことについては

またの機会に書きます。